最初の3ヶ月で何が起きるのか

川崎市・横浜市の公立中学校で使われる教科書『Here We Go!』の1学期の内容を見てみましょう。

4月
Let's Be Friends! — 自己紹介
I like ~. / I can ~. / I want to ~. を使った自己紹介。アルファベットの確認。初日から英語でやり取り。
4〜5月
Unit 1 — I am / I like / I can
肯定文・否定文の基本。自己紹介カードを英語で書いて発表。初めてのライティング評価。
5〜6月
Unit 2 — Are you? Do you? Can you? ⚠️
疑問文が登場。クラスメートに英語で質問するやり取り活動。ここで「ついていけない」と感じ始める子が出る。
6〜7月
Unit 3 — What do you? / -ing / want to ⚠️
Wh疑問文、動詞の-ing形、want to。表現の幅が一気に広がる。Unit 2でつまずいた子は、ここで完全に迷子になる。
7月
1学期まとめ + 期末テスト ⚠️⚠️
be動詞・一般動詞・canの総復習。期末テストの点数が、自己認識を決定づける。

注目してほしいのは、この進行のスピードです。4月の時点では "I like soccer." でよかったのが、わずか2ヶ月後には "What do you do during the summer vacation?" という文を聞き取り、自分の言葉で応答することが求められます。

準備なしでこの速度についていくのは、35人クラスでは極めて難しい。そして、一度ついていけなくなると、その後のすべての単元が理解不能になります。

「雪だるま式」の挫折

英語のカリキュラムは積み上げ式です。Unit 2の疑問文は、Unit 1の肯定文がわかっていることが前提。Unit 3のWh疑問文は、Unit 2の疑問文がわかっていることが前提。どこかひとつでつまずくと、その上に積み重なるすべてが不安定になります。

4月:"I like" と "I am" の区別があやふやなまま先に進む
5月:"Do you like ~?" と "Are you ~?" の疑問文で混乱が深まる
6月:"What do you ~?" が登場。もはや何がわからないのかがわからない
7月:期末テストで低得点。「自分は英語ができない」と確信する
9月以降:「英語嫌い」のアイデンティティが定着。授業に身が入らなくなり、差はさらに広がる

最も深刻なのは、最後のステップです。「自分は英語ができない人間だ」というアイデンティティが一度形成されると、それが自己成就的予言になります。英語ができないと思っているから、英語の授業に集中しない。集中しないから、さらにできなくなる。この悪循環は、高校まで続くことが珍しくありません。

逆に「できる」が循環すると

反対のシナリオも考えてみましょう。もし、お子様が4月の時点で "I like ~." も "I can ~." も "Are you ~?" もすでに知っていたら——

この「できる」→「楽しい」→「もっとやりたい」の好循環が回り始めると、お子様は放っておいても英語を伸ばしていきます。先生に褒められ、友達に頼られ、テストで結果が出る——こうした小さな成功体験の積み重ねが、英語に対する前向きなアイデンティティを形成します。

「英語嫌い」と「英語好き」の分かれ道は、才能ではなくタイミングです。中1の最初の3ヶ月に「知ってる・できる」の状態で臨めるかどうか。それだけが違いを生みます。

準備は「先取り」ではなく「保険」

「でも、先取りしすぎると授業がつまらなくなるのでは?」という心配もあるかもしれません。

実際にはその逆です。英語を「習得」するためには、同じパターンに何度も出会う必要があります。Ready Englishで先取りし、中学校の授業でもう一度触れ、自宅学習で復習する——この三重の接触が、知識を「使える力」に変えるのです。

先取りは「授業を退屈にするもの」ではなく、「授業を最大限に活用するための準備」です。知っている状態で授業を受けると、先生の説明がより深く理解でき、応用問題に挑戦する余裕が生まれ、クラスメートを助ける側になれます。

3ヶ月後の「自分」を選ぶ

お子様の中学英語は、入学式の日に始まるのではありません。今、この瞬間から始まっています。

中1の7月に「英語、楽しい!」と言っているか、「英語、無理……」と言っているか。その分岐点は、入学前の準備で決まります。教科書『Here We Go!』の内容は公開されています。何を学ぶかはわかっている。あとは、その準備をするかどうかだけです。

Ready Englishでは、教科書『Here We Go!』の全単元に対応したマイルストーン制で、お子様を中学英語に「Ready」な状態に導きます。

最大3人の少人数制 + 毎日15分の自宅学習SRSによる効率的な復習。お子様の最初の3ヶ月を「できる!」で満たすために。

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