英検5級のレベルとは

英検5級は「中学1年程度」の英語力を測る試験です。具体的には以下の力が問われます。

語彙:約300〜600語(あいさつ、数字、色、家族、食べ物、学校生活、基本動詞など)

文法:be動詞、一般動詞(現在形)、can、疑問文(What/When/Where/Who/How)

形式:筆記試験(25分、マークシート4択)+リスニング試験(約20分)

合格に必要なスコアは全体の約60%程度。4択のマークシート形式なので、ある程度の知識があれば合格しやすい試験です。

何年生で受けるのがベスト?

小学4〜5年生が最も多い

英検協会のデータによると、英検5級の受験者は小学4〜5年生が最も多く、合格率は約80%前後です。この年齢であれば、学校の英語授業(外国語活動・外国語科)と並行して対策ができ、中学入学前に「英語ができる」という自信を持たせることができます。

早すぎるリスク

小学1〜2年生で受けることも不可能ではありませんが、以下の点に注意が必要です。マークシートの記入に慣れていない可能性がある点、試験会場の雰囲気(長時間座っている、静かにする)に対応できるか、そして「合格する」ことが目的になって、実際の英語力の育成がおろそかになるリスクです。

遅すぎるリスク

中学1年生になってから5級を受けるのは、内容的には教科書と重なるため有利ですが、「5級は小学生が受けるもの」というイメージがあり、お子様のモチベーションに影響する場合があります。中学生なら4級から挑戦する方が、達成感も高いでしょう。

準備にかかる期間の目安

英語学習の経験がほとんどない状態から5級合格を目指す場合、一般的な目安は以下のとおりです。

週1回のレッスン+毎日15分の自宅学習:約6〜12ヶ月
週2〜3回のレッスン+毎日15分の自宅学習:約3〜6ヶ月
英会話スクールなどで1〜2年の経験がある場合:対策のみで1〜2ヶ月

大切なポイント:英検5級の合格自体は、それほど高いハードルではありません。4択のマークシートなので、ある程度のパターンを覚えれば合格できます。問題は、合格した後に「本当に使える力」がついているかです。英検対策だけに偏ると、合格はできても中学校の授業(記述問題、スピーキング、英語でのやり取り)に対応できないケースがあります。

英検5級を「通過点」として活用する

英検5級は、お子様にとって「英語の最初の成功体験」になり得る素晴らしい機会です。合格証を手にしたときの達成感は、その後の英語学習への大きなモチベーションになります。

ただし、合格を「ゴール」にするのではなく、「通過点」として位置づけることが重要です。英検5級の知識は中学英語の基礎と重なります。5級の対策で身につけた力が、そのまま中学校の授業での成功につながる——そういう学び方が理想です。

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